山田尚子
鏡面パターン → 現実と鏡像の境界 / 本音と建前 2016年の京都アニメーション作品『無彩限のファントムワールド』の『第6話 久瑠美とぬいぐるみ王国』から演出パターンを抽出し、その他の作品も交えながら整理してみたいと思います。 本作の絵コンテは山田尚…
「リズと青い鳥」はこれまでの山田尚子監督&吉田玲子脚本作品と同様にストーリーやキャラクターの心情をレイアウト・仕草・背景・音楽等々の演出を論理的に積み上げる事で繊細な感情を伝えようとする京都アニメーションらしい作品です。秘められたメッセー…
将也と硝子がはじめて触れ合うカット 山田尚子監督作品をはじめ京都アニメーションの作品は何気ないカットの積み重ねにより、キャラクターの気持ちや行動原理を説明している事が多いです。楽(らく)しようとすれば、説明セリフや文字で説明してしまいそうで…
春から秋へ、時間の経過を表現する秋の花「コスモス」 山田尚子監督作品をはじめ京都アニメーションの作品は、セリフには出てこない「象徴的な映像」により、ストーリーやキャラクターの心情の説明が多くなされています。分かりやすく例をあげると、雨が降っ…